人事・労務の知恵袋

人事・労務 1日の労働時間、平均9.2時間

昨年暮れに連合から発表された、労働時間に関する調査結果より。
130107-1
【調査結果の概要】
・会社に着くのは始業開始10~15分前

・1日の労働時間は平均9.2時間

・1ヶ月の残業時間は平均25.8時間、職種別では営業系がトップで37.4時間

・年収が上がるにつれ残業も増える傾向に

・残業の要因は「仕事を分担できるメンバーが少ない・いない」「残業をしないと処理しきれない量の業務がある」がそれぞれ5割超

・仕事の効率を上げるためには「仕事にメリハリをつける」「やらならなければいけないことの全体を把握する」「流れを把握してから仕事に取り掛かる」「最低限やらなければいけないラインを見極める」がそれぞれ5割超

・今より1時間労働時間が減ったら「睡眠時間を増やす」「家族と過ごす」が4割超
(ここまで)


結果からみると、1日の平均労働時間は9時間強。

決して長くはないかなといったら反論を受けそうでしょうか。

企業規模・業種・職種によるので一概にはいえませんが、1日平均10時間程度の労働時間も普通にみかけます。

労働時間を今より減らしたいと思う方が6割いる一方で、労働時間が減って収入が下るより労働時間が増えて収入も上る方を支持する方も6割近くいるという現実も抑えておく必要がありそうです。

絶えず残業をしている中、仕事の効率を上げるためには仕事の把握の仕方を考えるという意見が多くあり、目先の仕事に追われるのではなく、仕事の仕方を変えながら取り組もうとしている様子も伺えます。

労働時間を基本とした法律の考え方では「仕事のパフォーマンス=労働時間=給与」の関係性がうまくいかず、どうしても「長時間労働=仕事をしている」と捉えられがちです。

仕事の効率を上げ、短時間でパフォーマンス良く仕事をし、結果として給与にも反映できる仕組みを真剣に考えていくことで、社員にも余裕がうまれ、新しい発想につながったり、さらに効率よく働く事ができるようになるのではないでしょうか。

そんな仕組み作りを企業と一緒に考えていきたいと思います。

連合「労働時間に関する調査」
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/data/20121227.pdf



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投稿日:2013/01/07
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