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採用 来春の大卒採用は前年より13.5%増

3月18日 日本経済新聞より

日本経済新聞社が17日まとめた2008年度の採用計画調査によると、2008年春の大卒採用計画数は前年実績見込み比13.5%増となり、主要企業が採用を増やし続ける姿勢が明らかになりました。

大卒の2ケタ増は4年連続で、バブル期の5年連続に迫る勢いになっています。

4社に1社が実質的な採用決定となる「内々定」を出す時期を早めており、企業の人材争奪戦はますます過熱気味です。

今回の1次調査は上場企業を中心とする主要4760社を対象に実施、2116社から回答を得たもの。
大卒採用計画は2005年度から3年連続で20%台の伸び率を記録し、2008年度はやや減速するものの高水準を保っています。
4年連続の2ケタ増は1988―92年度の5年連続以来となっており、大卒、高卒、短大・専門学校・高専卒を加えた総合計は10.4%増で、大卒と同様に4年連続の2ケタ増となります。
(以上、記事より)


今年の新卒採用は、企業の人材争奪戦はますます厳しくなっている感があり、昨年以上に大手企業に人材が流れている印象を受けます。
中小企業は、仕事はあっても人材確保が難しく、せっかく事業拡大・成長が見込めているにも関わらず足踏みしているともありました。

「売り手市場」と言われているためなのか、大手企業の採用枠が増えているためなのか、今年の学生の気質なのか、原因は現段階ではっきりとは分かりませんが、中小企業より大手企業に人材が流動しているのは確かなようです。

毎年採用動向が変化していく中で、先読みをしながら採用手法を検討していくのは大変な事で、企業側も決まりきった手法の他に、何か起爆剤となるようなものを探りながら採用活動を進めているというのが実態なのかもしれません。

投稿日:2007/03/19
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