130729-1公益財団法人日本生産性本部が実施した、第2回「職場のコミュニケーションに関する意識調査」アンケート結果より。


1.課長・一般社員とも業務上のコミュニケーションは取れていると感じている
課長の82%、一般社員の73.1%が「業務上のコミュニケーションは取れている」と感じている。

2.部下の能力発揮と上司のサポートにチグハグ感がある
有益な情報の共有について、課長の57.7%が「共有されている」としたのに対し、一般社員は45.1%にとどまった。
 
叱ることが「育成につながると思う」課長は89.0%いる一方、叱られると「やる気をうしなう」一般社員は56.8%にのぼった。
 
部下を「褒めている」課長が80.3%いるのに対し、「上司は褒める方だ」と回答した一般社員は51.4%にとどまった。
 
職場で「率先して仕事に取り組んでいる方だと思っている」一般社員が78.3%いる一方で、部下、または後輩の仕事ぶりに「満足している」課長は37%にとどまった。

育成を「面倒だとは感じない」課長が73.3%いる一方で、育成に「自信がある」課長は41.7%にとどまった。

3.一般社員が、組織への貢献感や「いきいき」を感じられない傾向にある
自分自身が組織にとって「重要な存在と思う」課長が73%だったのに対し、一般社員は49%にとどまった。

一般社員の62.5%が「疲れ気味」と感じている一方、部下、または後輩を「疲れ気味」と感じているのは49.7%にとどまった。
(ここまで)


課長職という立場にあるものは、その役職を会社から任命され職責を任されているという立場にある点からも、会社という組織にとって重要な存在であると感じる度合いが高いのは当然であり、対して、一般社員は、自分が組織の中で役立っているのかどうかを常に不安に感じながら仕事に就いていると想像されます。

「褒めて育てる」方が成長度合いが高いとされますが、このアンケートでいうところの「叱る」がどの程度のものなのかは、各自の尺度が異なるでしょう。

間違ったことをした際に注意指導をするのは当たり前です。

これを「叱られた」と捉え、やる気をなくすと回答したとすれば、一般社員側には甘えがあるかもしれません。

課長側も、注意指導する際に人前でどなったりなどすると、相手は委縮してしまいます。

コミュニケーションギャップはあって当たり前。

自分の価値観を押し付けたりせず、相手の価値観を認めながら物事をどう捉えているかを聴き、各人にあった育成をしていくべきといえます。

第2回「職場のコミュニケーションに関する意識調査」結果
http://activity.jpc-net.jp/detail/mhr/activity001384/attached.pdf


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