人事・労務の知恵袋

人事・労務 男性社員の6割超が育児休業を希望している
ライフネット生命が実施した育児休業に関する意識調査より。
 
有職の既婚者で子どもの誕生時に育休を取得したい人は76.7%。男女別に見ると、女性は89.8%、男性は63.6%。 

一方、勤務先に「女性」が育休を取得できる雰囲気があると回答した人が73.7%だったのに対し、「男性」が育休を取得できる雰囲気があると回答した人は23.6%。 

「同僚の男性」が育休を取得することを不快に思う人の割合が20.1%(男性24.2%、女性16.0%)あり、「上司の男性」が育休を取得することを不快に思う人は25.8%(男性31.0%、女性20.6%)に上る。 

育 休を取得した人にプラスの効果を聞いたところ(複数回答)、「子どもと接する喜びを味わえた」(69.0%)が最多で、「育児に慣れた」(39.5%)、 「夫婦で育児・家事・仕事の情報共有ができた」(25.2%)、「配偶者の子育ての負担を軽減できた」(24.5%)。
 
逆に、育休を取得したマイナスの効果では(複数回答)、「家計のやりくりが厳しくなった」(44.4%)、「子どもの世話で疲労感が増した」(31.0%)が多かった。復職後の給与面や人事面で不利益な扱いを受けたとの回答も11.4%。
(ここまで)


男性も積極的に育児に参加したいという意識はあるものの、育児休業をとってまでというのが難しい現実が伺えます。

意外だったのは、育児休業を取得できる雰囲気があると感じている社員が2割以上あったこと。

実際には、男性社員が育児休業を取れる雰囲気がある企業は、まだまだ少ないように感じます。

アンケート結果にもあるように、同性の特に上司の育児休業に対する理解が低い事もあり、この辺りの意識を変えていく必要もありそうです。

別の調査では、従業員に占める女性の割合が「10%以上 30%未満」が最多との結果もあるように、女性のライフスタイルに応じた働き方ができる環境は多くありません。
 
最近は、出産を機に退職するケースは稀で、出産後も育児休業を経て職場復帰するケースが多くみられます。

明らかに働く側の意識が変わってきているのです。

企業側は、自社に必要とされる労働力を確保する意味でも、男女問わず若手社員が働きやすい環境を用意していく事が求められているといえそうです。


育児休業に関する意識調査
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2013/4940.html


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投稿日:2013/08/21
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