人事・労務の知恵袋

人事・労務 「何のために働くか」という調査結果、「生活のため」が大半

【執筆者】社会保険労務士法人スマイング コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢

「何のために働くか」の調査によると、「今の仕事が好きか嫌いか」では、好き24%、嫌い27%、好きや嫌いという感情はないが49%となり、「働く理由はなんですか」では、「生活のため」が大半であるという結果でした。
また、「働くのをやめた後にしたいこと」では「ある」が42%、旅行や趣味、休息といった回答が多かったです。

「何のために働くのか」は、ビジネスパーソンにとって永遠のテーマであり、今回の調査からは、生活のために働かねばならなく、そのために我慢していることもある、という現実がわかります。

今後、国内の就業人口の減少が想定され、大手も中小企業も「人材確保成・育成」が重要課題となっています。

せっかく採用し育成している社員の働く理由の大半が「生活のため」ではなく、社員がイキイキとする「働きたくなる会社」になってほしいと思います。

「働きたくなる会社」とは、
1.経営ビジョンが明確
2.仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる
3.コミュニケーションが蜜で一体感がある
4.歴史や伝統がある
5.周囲に優秀な人材が多く異劇的である
6.多くの人を巻き込んで行う仕事の割合が多い
がよく例に挙げられます。

日本企業を対象とした研究では、日本的経営の特徴のひとつとして、経営理念浸透の重要性があげられおり、マネージャーが「部下の強みに意識を向けている」人である場合、そのチームで職場に不満を持つ人の割合は全体の1%まで下がる、という調査結果もあります。

 
「働きたくなる会社づくり」には、経営層がビジョンや経営理念をしっかりと示して社員と共有し、上司と部下・同僚がお互いに「持ち味」を発見し合い、相手を認めて承認することが効果的だといえます。

社員がイキイキする職場にしませんか?
https://www.nari-sr.net/media/seminar/20160412

参考)働く理由のトップは「生活のため」。2位は?【瓦版働き方白書】
http://job.yahoo.co.jp/magazine/article/20161111-00003814-job_magazine_kawara/

投稿日:2016/11/14
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