日本経団連は13日、2012年春季労使交渉の中小企業業種別回答一覧（最終集計）を発表しました。
調査対象である従業員500人未満の741社のうち回答が示されたのは465社で、このうち平均額が不明の５社を除く460社の賃上げ妥結水準は加重平均で3,880円、1.55％で、前年を382円、0.09ポイント下回っています。
これは定期昇給を含んだ金額となっています。
従業員100人未満では3,437円と前年より195円マイナス、300人以上の企業（3,968円）との差は531円と、前年940円の差より縮小しています。
これは昨年の300人以上の企業での賃上げが4,572円に対して、2012年度の賃上げ額が3,968円と減少した事によるもので、100人未満の中小企業では2011年度3,632円に対して今年度は3,437円と減少幅は少ないものとなっています。
現状の賃上げ幅では、毎年増えている厚生年金保険料の増加分に十分に対応できず、社員の手取り感からすればプラマイゼロかマイナスと感じられるでしょう。
ここでも社会保険料の負担が影響していることは否めないようです。
2012年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(加重平均)
http://www.keidanren.or.jp/policy/2012/049.pdf
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人事・労務の知恵袋
- その他 中小企業の賃上げ 3,880円、1.55％
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投稿日：2012/07/23
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