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年金・保険 主婦年金過払い、推計十数万人…見直し案難航も

YOMIURI ONLINE
専業主婦ら第3号被保険者の国民年金切り替え忘れ問題で、3号ではなかったのに間違った記録が確定し、既に年金を受け取っている人が、日本年金機構の調査に基づく推計で十数万人に上る可能性があることが9日、わかった。

調査対象となった夫の転職、失業時などのほかにも、離婚時や、本人の年収が基準を超えたケースでの切り替え忘れが相当数あると見られ、記録見直しなどの対応が必要な人はさらに増える見通しだ。

政府は、過払いが発覚した際は、年金の返納を求める方向で検討を始めたが、高齢の受給者の生活に大きな影響を及ぼすだけに、見直しの具体案作りは難航しそうだ。

日本年金機構によると、昨年1月、3号記録を持つ加入者と受給者の年金記録を配偶者の記録と突き合わせたところ、103万件に食い違いがあることがわかった。
このうち100人を抽出調査した結果、切り替え忘れがあったにもかかわらず、間違って3号と記録され年金額が増える人が44人おり、うち13人は既に年金を受け取っていた。
単純推計では、13万人程度が正しい記録より多い年金を受け取っていることになる。
(以上、記事より)


年金制度の変更時に切り替え忘れがあったものについて、保険料を後から納付できるようにし年金額が減らないように救済策を打ち出してきた一方で、届出モレなどによる年金過払いがあるようです。

年金制度は様々な改正を経て複雑なものとなってしまい、よほど意識をしていないと手続きをするということがありません。

世代間扶養の考え方も理解できますが、現時点の年金受給者を支えているだけで、現実に保険料を納付している者が年金をまともに受け取ることができないのであれば、制度に賛成する者はいないでしょう。

公的年金制度が綻んでいるからこそ、制度の基本に立ち返り、もっとシンプルなものにすべきではないでしょうか。


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投稿日:2011/03/10
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