健康、環境分野および関連するものづくり分野の人材育成に取り組む企業に向けて、新たな奨励金が創設されました。

この奨励金は、健康・環境分野や関連するものづくり分野で、期間雇用ではない従業員や他の分野から配置転換した従業員に対して、Off-JT(オフ・ザ・ジョブ・トレーニング:通常の業務を離れて行う職業訓練)を実施した企業に、訓練費用の助成を行うものです。

支給額は、企業が負担した訓練費用を、対象者1人当たり20万円を上限として支給します。
(中小企業が大学院を利用した場合には、50万円を上限とします)

この奨励金を利用するあたり、平成23年度末(=平成24年3月末)までに開始する職業訓練計画が対象とされています。

また職業訓練開始1ヶ月前までに、健康、環境分野および関連するものづくり分野に該当するか、支給対象となる訓練コースかどうかなど受給資格認定申請を行う必要があります。
認定されるまでに時間を要する事となりますので、事前に準備するようご注意ください。


受給までの手続き
1)職業訓練計画を作成し、労働局またはハローワークに提出
   
2)労働局またはハローワークが職業訓練計画を認定
  
3)職業訓練計画に基づき訓練を実施
   
4)訓練終了後2カ月以内にハローワークに支給申請し、受給


支給対象となる分野
1)林業
2)建設業のうち、環境や健康分野に関する建築物等を建築しているもの
3)製造業のうち、環境や健康分野に関する製品を製造しているもの、または環境や健康分野に関する事業を行う事業所との取引関係があるもの
4)電気業
5)情報通信業
6)運輸業・郵便業
7)学術・開発研究機関のうち、環境や健康分野に関する技術開発を行っているもの
8)スポーツ施設提供業 例)フィットネスクラブ
9)スポーツ・健康教授業 例)スイミングスクール
10)医療、福祉
11)廃棄物処理業 例)ごみ処分業
12)その他(上記以外)のうち、環境や健康分野に関する事業を行っているもの 例)エコファンド

対象分野での具体的な「ものづくり」については、今後詳細をお伝えしていきます。


成長分野等人材育成支援奨励金の案内(厚生労働省)
https://krs.bz/roumu/c?c=1767&m=1318&v=fbf1d21b