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採用 厳しさ続く12年新卒採用 企業半数「11年と変わらず」

日本経済新聞
リクルートが20日まとめた2012年春の民間企業の新卒採用見通しによると、大卒(院卒含む)採用数について「(前年と)変わらない」と答えた企業の割合が昨年の調査に比べ7.0ポイント上昇し、全体の47.1%を占めた。
08年秋の金融危機の影響で企業は新卒採用数を絞り込んでおり、現在の大学3年生にとっても厳しい就職環境が続きそうだ。

調査は従業員数5人以上の民間企業6926社を対象に10月13日から11月5日にかけて実施。
4495社から回答を得た。

12年春の大卒採用数が「増える」と答えた企業の割合は9.3%と前年の調査に比べ3.8ポイント上昇した。
「減る」と答えた割合は1.8ポイント減の7.5%だった。
就職環境はわずかながら改善しつつあるものの、全体の28.6%の企業は12年春の大卒採用数について「わからない」と答えており、「新卒採用市場の動向は今後の景気動向に大きく左右される可能性がある」(リクルート)。

リクルートは同日、11年春の民間企業の大卒採用予定数の最終見通しが59万600人になったと発表した。
当初計画(58万1900人)に比べ1.5%増えたが、10年春(60万4100人)を下回る水準にある。
(以上、記事より)


依然厳しい新卒採用市場が続くという見通しのようです。

文科省発表の学校基本調査速報によると、今年の入学者が61万9000人という数値からだけみれば、現状の求人数のまま推移すると仮定した場合は求人倍率も一定程度で推移し、どこかしらの企業に採用されるとなります。

平成22年3月卒業者が54万1000人と数値からみれば、どこかしらの企業に採用されていると思われるのですが、実際には採用された数は少なく、来年を見越して留年する学生もいる事から、卒業者数が少ない形になっています。

景気動向に左右される採用数となり、厳しい採用市場となりそうですが、ぜひ自身の希望する職業に就けるようがんばってもらいたいと思います。

投稿日:2010/12/21
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