人事・労務の知恵袋

雇用・定年 増え始めた副業者

リクルートエージェントの記事に、副業者が増えているというのがありました。

副業者の比率は1977年を直近のピークとし、2002年まで減り続けてきたが、2007年以降再び上向き始めたとの事。

1979年では副業の6割が農業でしたが、2007年になると4分の1にまで激減。
継続的に行われている副業のみが統計の対象となっているせいもあり、ネットオークションやアフィリエイトなど、趣味の延長で、副業をしている人を含めると、副業割合は大きく増加すると考えられます。

一方で、企業は就業規則等で副業を禁止しているケースが多いのも事実。
副業を会社の許可を必要としているものの副業許可基準が明確でないものを含めると、実質は4分3の企業で事実上の副業禁止となっているといえるようです。

昨年暮れから増えている雇用調整では、一時的に副業を認める会社も多く見受けられています。
この雇用調整が一段落した時点で、元の副業禁止の形に戻すと思われますので、副業禁止の割合に大きな変化はないでしょう。

副業を禁止しているのは、本業への労務提供が完全でなくなる事を防ぐのが目的とされます。
趣味の延長でネットオークションなどを行っている程度なのか、こちらが本業になってしまっているのかでも、副業への捉え方が異なってくるといえるでしょう。

人事が知っておくべき当世副業事情/リクルートエージェント
http://www.r-agent.co.jp/kyujin/knowhow/tatsujin/

投稿日:2009/07/03
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