人事・労務の知恵袋

年金・保険 平成21年度の年金額

平成21年度(4月~)の年金支給額について発表されました。

結果としては、本年度の支給額と同額となりました。

4月以降の年金支給額
国民年金 月額66,008円 年額792,096円(老齢基礎年金:1人分)
国民年金 月額132,016円 年額1,584,192円(老齢基礎年金:夫婦2人分)
厚生年金 月額232,592円 年額2,791,104円(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)

注)厚生年金は、夫が平均的収入(平均標準報酬36万円)で40年間就業し、妻がその期間全て専業主婦であった世帯の新規裁定の給付水準


年金額を決定する際には、消費者物価指数と手取り賃金変動率と支給年金額との差異から判断されます。

今回の年金額が据え置きとなった基準は、以下の理由によるようです。
・平成20年平均の全国消費者物価指数(生鮮食品を含む総合指数)の対前年比変動率が1.4%となった
・名目手取り賃金変動率が0.9%となった

※名目手取り賃金変動率=平成17年度~平成19年度の実質賃金・変動率等を基に算出

物価変動率が名目手取り賃金変動率を上回り、さらに、名目手取り賃金変動率がプラスとなる場合に、年金額は名目手取り賃金変動率で改定することが法律で定められていますが、改定された本来の年金額よりも現在支給されている物価スライド特例水準の年金額のほうが高いため、平成21年度の年金額は、平成20年度と同額となります。

投稿日:2009/01/30
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