人事制度の今を読み解く
弊社にて発行しております「月刊!人事・労務の玉手箱®NEWS」で、過去に掲載したコラム「人事制度の今を読み解く」を紹介しております。経営のヒントご活用ください。
これからの人事評価制度
人事評価制度の位置づけが時代背景と共に、モチベーション戦略へと変化してきており、業績向上のカギを握る、経営の最重要課題と認識されつつあります。
人事表制度の変遷
何のための評価か、評価制度で何がよくなるのかはっきりしていない
現場は、人事評価制度への違和感・不信感を抱く
これかからの人事評価は、まず「目的や意義」を明確にし、運用するとしないのでは評価制度の有効性に大きく差が出ます。
評価制度 | 能力の発揮と開発の意欲を引き出すためのツール |
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被評価者 | 自己の活躍と成長 |
評価者 | 部下の能力発揮と成長の促進 |
人事評価制度の運用とIT技術の貢献
人事制度の運用に対する大きな障害・負荷・被評価者からの不平・不満のプレッシャー | |
<評価者> | <被評価者> |
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被評価者からの不平・不満のプレッシャー 評価基準が悪く、正当に評価できない |
評価者への不公平感と不満 |
①適切な評価基準の設定②評価の公平性
③タイムリーなフィードバック④双方向での目標修正・個別の助言
現場で、評価制度を運用していき、設定された目標と目標を達成したときに得られる成果、目標達成までのシナリオを具体的にイメージ出来るようになれば、評価制度は真価を発揮したことになります。
①適切な評価基準の設定 | AI・クラウド型システムによる評価基準の適正化 |
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②評価の公平性 | クラウド型システムによる評価者の甘辛是正 |
③タイムリーなフィードバック | クラウド型システムによる即時共有 |
④双方向での目標修正・個別の助言 | ITツールによるコミュニケーション |
これからの人事評価制度は、ITツールやクラウド型サービス・AIといったIT技術の進化によって、運用に対する障害・負荷が大幅に削減され、精度の向上が期待できます。
人事評価制度をより効果的に業績向上につなげるために、改めて「目的や意義」「運用とITツールの活用」を考えてみてはいかがでしょうか。
2017年8月 「月刊!人事・労務の玉手箱®NEWS」人事制度の今を読み解く