気を付けて! メンタルヘルス問題
IT業界で多いと言われるメンタルヘルス問題。
メンタルヘルス問題とはそもそも何なのでしょうか。
また、どのような時に起こってしまうものなのでしょうか。
●IT経営におけるメンタルヘルス問題
メンタルヘルスとは?
メンタルヘルスとは医学的には「心の健康」。
企業で働く社員にとっては、複雑な人間関係や長時間労働などのストレスにより、心に不調をきたす事が増えているといわれています。
特にIT業界では、人とのコミュニケーションを得意とせず些細な事から精神疾患に至るケースが多く見受けられてきており、企業も何らかの対策を講じる必要に迫られているのが実態です。
心が受ける刺激は100人100通り。
ある人には当たり前の事であっても、他の人にはとても耐えられない事だったりするため、一律的な対処ができません。
それだけセンシティブに扱う必要があるということにもなります。
●過重労働から発症するメンタル不全
ケース例
・長時間の過重労働による、肉体的ダメージと精神的ダメージ
・システムエンジニアやプログラマーは、他の職場以上にうつ病になりやすい要因を数多く抱えている
・慢性的な人員不足、膨大なメールのやり取りなどで長期間にわたって昼夜を問わず激務を強いられる
・プロジェクトごと/開発フェーズごとのメンバーの入れ替えや客先常駐などによって
周囲とのコミュニケーションが希薄になりがちで、気軽に相談できる相手がいない
・技術革新が激しく、将来に関して漠然とした不安を覚える
・長期間会社に泊まり込む、終電まで残業を続ける、帰宅後も家で徹夜をするような生活を送る人が多いエンジニアは、睡眠のリズムが狂いやすく睡眠障害から二次的にメンタル不全へと進行していく危険性が高い
・メンタル不全は精神的な症状ばかり出ると思われがちだが、実は自覚症状として最初に気付くのは体の不調である。
睡眠障害、疲労・倦怠感、食欲不振、頭痛・頭重感、めまい、性欲減退、便秘・下痢、体重減少、肩こり、背部痛など、ごく日常的に感じるものが9割近いメンタル不全者にみられる症状である
メンタル不全者は、憂鬱な気分や不安など精神的な症状に気付かず、頭痛や肩こりなど体の不調を訴えがちです!