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人事・労務 課長職、プレイヤー兼務が9割超

産業能率大学が調査した「上場企業の課長を取り巻く状況に関する調査」(速報版)によると、仕事における「プレイヤー」としての活動割合が「0%」とする回答は1.4%にとどまり、ほとんどの課長がプレイヤーとしての活動を兼務する「プレイングマネジャー」であることが分かりました。

結果概要
・プレイヤー兼務がおよそ99%

・プレイヤーとしての活動割合が半分より多い(51%以上)課長は4割

・仕事の相談相手がいない2人に1人

・メンタルヘルスに不安を感じたことがある 43.7%
 不安の原因は「上司との人間関係」「成果創出へのプレッシャー」「仕事の内容」が44%前後で上位を占め、「部下との人間関係」「仕事の量」も目立つ

・3年前より「業務量」が増加 約54%

・イキイキと働いている 6割

・いまよりさらに出世したい 約57%

仕事量は多く、プレッシャーも高いものの、相談相手となってくれる人はあまりいない、
その一方で仕事にやりがいもあり、将来への展望も持ち合わせている、
というのが、今の課長職といえそうです。

今回の調査は上場企業を対象としたものですが、中小企業の課長職も同様ではないでしょうか。

将来展望をもちイキイキと働いている上司がいる組織は活気があり、経験年数が浅い社会人にも少なからず影響を与えます。

元気な組織・会社であるためにも、要である課長職が元気で働き甲斐を感じる組織・会社であってほしいと思います。


上場企業の課長を取り巻く状況に関する調査(速報版)
http://www.sanno.ac.jp/research/pdf/kachou2010.pdf

投稿日:2010/10/26
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