10月13日 産経ニュース
出産を機に女性が解雇される「産休切り」が増えている。仕事と家庭の両立を政策に掲げる民主党政権が誕生し、来年6月には子供を持つ女性により配慮した改正育児・介護休業法が施行されるが、改革は本当に進むのか。「とても時短勤務を言い出せない」「社員の意識も変えないと」。改正法施行を前に、女性と中小企業からは、期待と不安の声が聞こえる。
「会社の業績が悪化した。復職はもう少し待ってほしい」
1歳の子供を持つ横浜市の小林礼子さん(35)=仮名=は今年3月、勤務先からの電話に言葉を失った。小林さんはソフトウエア開発企業の経理担当者として約5年間勤務。2年前に出産のため産前産後休業(産休)を取得した。
出産後も育児休業(育休)を継続し、約10倍の競争率を突破して4月からの子供の保育園入園が決まったところだった。それなのに自宅待機とは-。
保育園は母親が働いていることが入園の条件。休職が続けば、入園をあきらめざるを得ない。小林さんは泣く泣く退職。現在はアルバイトをしながら子供を保育園に通わせている。
(以上、記事より)
昨日のブログで、育児介護休業法の改正事項についてお伝えしましたが、現実としては上記のような育児休業明けでの退職(実質は解雇相当)となるケースがよくあります。
特に中小企業では、産休~育児休業期間中の代替要員で業務も滞りなくまわっているところに、育児休業明けの社員が戻ってきても与える業務がなかったり、さらに短時間勤務となると責任ある仕事を任せされないとの現実があるようです。
産休~育児休業社員が戻りにくい企業風土もまだまだ多く、法律を改正、企業に義務を求めるだけでは解決するものではありません。
上司の理解だけではなく同僚の理解も得、育児休業明けの社員が気兼ねなく働ける社内風土作りも企業には求められています。
ちなみに弊社では半数がママさん社員。大事な大事な社員です。
皆さん時間を有効にとパフォーマンス良く働いてくれてます!
家庭と仕事の両立なるか…増える「産休切り」
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091013/biz0910132020013-n1.htm
人事・労務の知恵袋
- 雇用・定年 家庭と仕事の両立なるか…増える「産休切り」
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投稿日:2009/10/15
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