日本経団連は18日、大手企業による2007年夏のボーナス交渉妥結結果(最終集計)を発表しました。
妥結額(加重平均)は91万286円と4年連続で過去最高を更新し、最終集計としては初の90万円台となったとの事。
昨夏比の伸び率も3.01%と、5年連続でプラスとなっています。
経団連は「業績向上分を賞与に反映する傾向が定着した」とみているようです。
業種別では製造業が93万876円(3.14%増)。非製造業も85万3013円(1.38%増)と9年ぶりに過去最高を更新。調査は東証一部上場の269社に実施、183社が回答。
同時に発表した中小企業の春季労使交渉妥結結果(最終集計)によると、賃上げ額(加重平均)は4,149円と6年ぶりに4,000円台となっています。賃上げ率は1.64%で、5年連続で前年を上回りました。
(以上、発表記事より)
景気が悪くなると一番最初に反映され、景気の良好感が一番最後に反映されるといわれる賃金ですが、企業規模に関わらず、ここにきてやっとプラス傾向になったようです。
中小企業の賃上げ額・率ともプラスに。大手企業の賞与並みとはいかないまでも、中小企業の賞与支給額も増えてきている事でしょう。
後は、中小企業での人材確保が増えてくると、景気の上向きにも多少ながら影響を与えるのでしょうが、なかなか難しいところです。
2007年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果/日本経団連
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- その他 夏のボーナス、過去最高の910,286円
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投稿日:2007/07/18
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