株式会社共立総合研究所が「2014 年度新入社員の理想の上司」の調査結果を公表しました。
男性新入社員、女性新入社員ともに圧倒的支持を得たタモリが全体ランキングでも1位となり、1997年の理想の上司に関する調査開始以降、初めてトップの座に輝きました。
３冠王に輝いたタモリは、長寿番組の司会を一人で務めた並々ならぬ努力や、あらゆる物事に精通する人物像などが、大きな支持につながったようです。
全体ランキングでは、昨年のテレビドラマで人気を博した堺雅人が５位に初ランクイン（昨年全体15位）。
仕事では強い意志と誠実さを持ち、一方、部下や家族の前では優しい顔を併せ持つドラマ上のキャラクターイメージが、理想的な上司像として支持されたようです。
男女別ランキングでは、両者とも１位はタモリとなったものの、２位にはいずれも昨年まで３年連続１位に輝いていた、イチロー（男性新入社員）、天海祐希（女性新入社員）が入っています。
女性新入社員の10位以内には、天海祐希、真矢みき、篠原涼子、江角マキコ、ベッキーの５名の女性が入っており、昨年同様、同性である女性上司を望む声が広がっているようです。
一方、男性新入社員の間では、これまで同様、女性上司の名前は挙がっておらず、女性上司は受け入れられていません。
職場の上司は男性というのが通常ですので、女性新入社員からすれば、同性の上司がいてくれる方が安心なのでしょう。
女性の就業年数は長くなっており、出産・育児休業を経て復職する方が増えています。
その一方では、出産・育児休業がある女性社員が責任ある立場に置かれることは少なく、女性が主力である極一部の職場を除くと、役職者として仕事に就いている方は、まだまだ少ないのが現状です。
上司に求められるのは、性別に左右されない「人間力」。魅力ある上司の下でイキイキと仕事をしたいですね。
2014年度新入社員の理想の上司
https://www.okb-kri.jp/_userdata/pdf/press/20140425_press_risounojoushi.pdf