最近は、就業条件等に不満があった際に、まずは会社に相談ではなく、まずは労働基準監督署などの行政の窓口へ訪問する傾向があります。
これまでであれば、まずは会社(上司や先輩)に相談をし、それでも会社との溝が埋まらないとなると、いよいよ労働基準監督署へ相談しに行くというケースが多かったのですが、我々士業も含め行政など、インターネット上で様々な情報を発信していますので、ちょっと必要な情報をすぐに集める事ができるようになった影響で、社員側の対応も変わってきているのが実態といえます。
そんな状況にある中、厚生労働省では「確かめよう労働条件」というサイトを立ち上げ、これまで受けてきたであろう多くの質問からQ&Aをまとめ公開をしました。
コンテンツとして、Q&A、法令制度の紹介、相談機関の紹介、行政の取組、裁判例となっています。
Q&Aは従業員向け、事業主向けとに分かれており、行政なりの回答がされています。
社員と会社との関係性が良好でなくなったとき、ちょっとしたボタンのかけ違いから関係性が悪くなります。
社員は会社が考えている以上に、様々なところから知識を得る事ができますし、相談するところも増えています。
「このくらいだったら許されるだろう」は、許されなくなってきています。社会の捉え方としても変わってきています。行政も積極的に取り組んでいます。
自社の就業条件に不安があるようでしたら、これを機会に一度見直しをされてみてはいかがでしょうか。
参考)確かめよう労働条件
http://www.check-roudou.mhlw.go.jp/
人事・労務の知恵袋
- 人事・労務 社員は会社に相談しない
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投稿日:2014/12/02
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