人事・労務の知恵袋

人事・労務 人事評価や制度の見直しが必要

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「あしたのチーム」が従業員300名未満の企業に、人事制度に関するアンケートを実施しました。

人事評価についての満足度について、部下の満足度は6.3%と極わずか。「やや満足している」と回答した38.8%を合わせても45.1%と半数に満たない結果になっています。

評価される側の従業員の満足度が最も低いものの、評価者側も半数が満足していない結果と言う点に注目されます。

また8割近くが「人事評価や制度を見直す必要がある」としており、
「役員の先入観だけで最終評価が決定されている」「上司に受けのある人間が評価されている」など、実際に評価される側である従業員と一緒に従事する評価者の評価が、最終評価に反映されていないことが要因と思われる結果となっています。

人事評価の課題としては「給料や報酬の決定方法」が最も多く88.6%が課題と感じている結果に。

「給料や報酬の決定方法」が評価の課題と感じているのが9割近く、次いで「部下の評価の結果に対する合意」77.3%、「フィードバックや部下を評価する時間が取れない」71.3%、「部下との関係性で贔屓が出てしまう」62.5%となっています。

どの項目も半数を超え、評価者は多くの課題を感じながら評価を行っている様子が伺えます。

弊社でも最近、人事評価の見直しをしたいというニーズが増えています。
リーマンショック以降、評価制度そのものを上手く運用できていなかった中小企業が、人材確保が難しくなりつつある状況を自覚し、自社にマッチした人材に長く活躍してもらうためにも、シンプルで実際に運用でき得る制度を、今のうちに見直したいというのが正直なところではないでしょうか。

制度は作っただけでは意味がありません。

実際に運用できる制度でないと絵に描いた餅で終わってしまい、結局は経営トップのさじ加減で評価が決まると、従業員は感じてしまい、モチベーションにも影響してしまいます。

実際に運用できる制度を作るためには、自社の向いている方向性、どういった社員を会社は評価し、結果に応える処遇とするのかを考え抜き、会社も社員も「腹落ち」する仕組みを作っていく必要があるのです。

参考)人事に関する調査結果(あしたのチーム)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000011652.html

投稿日:2014/11/28
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