クラウド名刺管理を手掛けるSansan社は、「ワークスタイル」を経営の重要戦略と位置づけ、経営課題に対し、オフィスデザインや新しい人事制度の立ち上げ「働き方」から解決する日本で唯一のCWO(チーフ・ワークスタイル・オフィサー)という変わった役職を設けています。
4年前、徳島県・上山町にエンジニアの生産性や創造性の向上を目的とした「Sansan神山ラボ」を開設し、働き方革新を目指す企業として、自分たちの新しい働き方へのチャレンジも経営レベルで取り組むべきだと改めて整理し、その意思表示として
CWOという役職をつくっています。
CWOを務める角川氏によれば、「私の仕事は人事や総務と似た部分がありますが、大きく異なるのは“働き方”の視点を持って物事を考えていること。例えば、オフィスデザインも総務が考えるとキャパシティやコストダウンが優先されてしまいますが、CWOが担当することで社員の働きやすさをもとにデザインを考えられるわけです」「正直なところ、効果を数字で検証するのは難しい。でも、重要なのは選択肢がたくさんあること。一人一人が自分に合った働き方を選択できれば、自ずと生産性や創造性は上がっていくんです」と述べています。
テレワーク制度や副業の自由化などの言葉をよく耳にするようになりましたが、企業あkら一人ひとりが自分にあった働き方を選択できるように選択肢を増やすことは可能です。
また、経営戦略と人材マネジメントを連携・連動させ、経営者のビジョンを理解し、経営目標の達成のために必要な人材を外部から招き入れ、組織を作り上る「戦略人事」の考え方も重要視され始めています。
クラウドやアウトソーシングの拡充もあり、従来の人事や総務に求められる管理業務を中心とした要素は、働き方や経営戦略の観点からも変わっていくのかもしれません。
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参考)経営課題を「働き方」で解決する、日本で唯一のCWOの姿
https://forbesjapan.com/articles/detail/18729