働き方改革などで大企業を中心に残業管理が厳格になり、生まれた時間を有意義に使おうと学び直しや副業が選ばれ、副業人材市場が注目されています。
タスク仲介や転職仲介が副業仲介に参入して市場を広げており、副業人材は時間や場所に制約のある働き手や、副業活用で遠隔就労の環境が整うと子育てや介護、病気などで制約を抱えた働き手にもチャンスが広がります。
日本は、大企業に優秀な人材が集まる傾向が強く、業界に精通し実務経験も豊かな人材はスタートアップにとって即戦力となるため大企業に待遇面で劣っても、副業なら別の価値を提案できるため、「スタートアップの活性化には大企業から新興企業への人の流れが必要。副業は重要なパスになる」とTomyK社は指摘しております。
副業を探す働き手にとってもスタートアップでの経験は、裁量が広く、経営視点で事業を立ち上げる経験を積める点で魅力的になります。
クラウドワークス社は、現行のタスク仲介と比べて、副業は仕事の権限が大きく、優秀な人材を一本釣りすることになる、副業人材仲介を始めており、同社副社長は「コンサルタントに依頼する5分の1のコストで専門人材を獲得できる」と自信を見せております。
副業を正社員転職へのお試し期間としても位置付け、雇用企業と働き手、双方が相性を確認してスムーズな転職を促し、同社としては人手不足で拡大する転職市場に、副業を看板に参入した形になります。
副業を認める企業は増えており、秘密情報漏洩や、働き過ぎの防止などの観点から申請許可制にするなど副業に関する規程を設ける企業も増えております。
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