IT人材の採用支援サービスを提供するレバテック社が、企業の採用担当者、責任者を対象に行った調査によると、第二新卒(新卒で入社してから3年以内に退職し、転職を希望する社会人)のIT人材採用人数が「増加した」と回答した割合が約4割に達したことが分かりました。
採用を実施する理由は、「即戦力の確保のため」(49.8%)が最も多く、「新卒採用に苦戦しているため」「すでに社会人経験があり、基本的な研修は簡略化できるため」が続いています。
エンジニア未経験者を採用している第二新卒人材の割合は7割を超えており、第二新卒採用における課題は「早期離職のリスク」(54.5%)が最も多く、「ミスマッチの発生」(40.8%)「応募者の確保」(33.3%)「育成体制の構築」(31.0%)などが続いています。
早期離職を防ぐための取り組みとしては「入社理由の深掘り」(35.2%)が最も多く、「入社前の配属先との面談」(33.3%)、「入社前のキャリア面談の実施」(32.9%)、「基本給のベースの引き上げ」(25.4%)「上司や人事以外の社員をメンターとしたメンター制度の導入」(22.5%)と続いています。
エン・ジャパン社の調査では、「定着率向上のための企業の施策」として効果があったと感じた施策には「直属の上司との定期面談」「人事などによるフォローアップ面談の実施」「メンター制度の導入」が上位に挙げられていました。
面談は早期離職の防止に効果的なのかもしれません。