エン社の調査によると、98%が「仕事を円滑に進める上でビジネスマナーが必要」(どちらかと言えば必要を含む)と思っていることが分かりました。
ビジネスマナーが「必要」と回答した人に、その理由を聞いたところ「相手に敬意を示し、信頼関係を築くため」(77%)が最も多く、「円滑なコミュニケーションを図るため」(68%)、「取引先や顧客との関係を良好に保つため」(59%)、「社会人としての基本的なルールだから」(54%)と続いています。
「ビジネスマナーについて、社内外の人から指摘を受けたことがある」という割合は22%で、年代による違いはほとんど見られませんでしたが、「指摘を受けたビジネスマナー」では「言葉使い」(42%)が最も多く、 2位以下は「報告・連絡・相談」(34%)、「電話・メール対応」(28%)、「服装・身だしなみ」(26%)が続いています。
「普段、ビジネスマナーとして気を付けている行動」では、「社外の人に対して上司や先輩を呼び捨てにする」(59%)が最も多く、2位以下は「深夜や早朝などにメールやチャットを送らない」(57%)、「メールやチャットツールでフランクな表現を使用しない」(50%)が続いていました。
信頼関係や円滑なコミュニケーションを図るためなどに必要と考えている者が多いようです。コミュニケーションが少ない職場は、パワハラが発生しやすいという統計調査もあります。社内外の指摘の割合については年代による違いはほとんどないようですので、ハラスメント研修を検討されている企業はビジネスマナー研修についても併せて検討されてもいいのかもしれません。