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人事・労務 エンジニアの過労自殺認定 沖電気関連会社に出向中

共同通信
沖電気工業の関連会社「沖電気ネットワークインテグレーション」(埼玉県蕨市)に出向中、35歳で自殺したシステムエンジニアの男性について、東京労働局亀戸労働基準監督署が月100時間を超える時間外労働があったとして、労災と認定したことが7日、分かった。

男性の代理人の川人博弁護士が記者会見し、明らかにした。

川人弁護士らによると、男性は2005年、沖電気工業から出向。08年、地方銀行のネットワーク更改という新規事業を任された。数カ月後に医師からうつ病と診断され休職。発症前2カ月の時間外労働は月平均100時間以上だった。

復職後も長時間労働を続け、09年8月に自殺した。川人弁護士は「会社は医師の診断を知っていたのに、勤務条件への配慮が欠けていた」としている。

インテグレーション社経営企画室は「詳細が分からないのでコメントできない」としている。
(以上、記事より)


過重労働が原因とされる労災認定です。

精神疾患の場合、業務上の理由だけでなく私事など複合的な要因が絡んだ結果として発症するケースもあり、過重労働が発症のきっかけになったりと、明確に原因をつかめないところに難しさがあります。

復職後も長時間労働が続いていた点も、労災認定の要因となっていたでしょう。

未払い残業の問題が取り上げられる事が増えてきましたが、過重労働に対する対処は、未払い残業との関連も多く、企業としてどのように労務管理を行っていくべきか真剣に考えなくてはいけません。


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投稿日:2011/02/22
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