文部科学省が5日発表した2010年度の「学校基本調査(速報)」によると、今年3月に大学(学部)を卒業した人は54万1,000人で前年度より1万8,000人減少。
進路について見ると、「就職」は32万9,000人で就職率は同7.6ポイント低下の60.8%。
一方、「進学も就職もしていない」は同1万9,000人増の8万7,000人となり、卒業者に占める比率は4.0ポイント上昇の16.1%。
就職率が低下したのは、景況感により新卒採用を控えた企業が多かった事が影響してるといえ、進学も就職もしていない学生が増加しているのも、新卒採用の求人数が低かった事が影響しているといえます。
就職先が決まらないまま卒業してしまうと、翌年の採用活動に影響するとし卒業せずに学校に残るという傾向がありましたが、なぜ就職先が決定する学生とそうではない学生がいるのかが本質的な問題ではないでしょうか。
単に景気が悪いからではなく、在学中から将来の仕事を意識し活動するなど、就職に対する考え方・捉え方の違いが就職先決定にも差が出てくるものといえます。
明るい将来を描けないと嘆くだけでは何事も解決しません。
自分の将来が明るくなるよう行動することが、その先につながっていくのです。
2010年度 学校基本調査(速報)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1296403.htm
人事・労務の知恵袋
- 採用 今春大卒者「進学・就職せず」1万9,000人増
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投稿日:2010/08/11
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