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その他 クレオパトラの化粧には眼病予防の効果あり

1月8日 時事通信
古代エジプト女性のはっとするような美しい目元のメークには、悪魔から身を守る魔よけの意味とともに、目の病気を予防する役割もあった。フランスの研究チームが7日、発表した。

ルーブル美術館や仏国立研究センターのスタッフが行った研究の中心となったフィリップ・ウォルター氏によると、古代エジプト人は約4000年前に、作るのに時には1カ月もかかる鉛と鉛塩を混ぜ合わせた顔料を目の周りに塗る化粧法を生み出した。

一般的には鉛は有害であるとされているが、研究者たちは分析化学の手法を使って、極めて少量の鉛であれば細胞は死なないことを証明した。
それどころか、一酸化窒素分子が生成され、それによって目が細菌に侵されようとした場合などに、細菌を撃退する免疫システムが活性化されることが分かった。

研究は、古代エジプト人が合成した酸化鉛化合物のラウリオナイトが一つの細胞に及ぼす影響を、髪の毛の10分の1の極小の電極を用いて調べた。
ウォルター氏は、「我々は、古代のギリシャ人やローマ人がエジプト女性のアイメークに医学的な効果があることに気付いていたことを知っているが、そのメカニズムを(科学的に)明らかにしたかった」と述べた。
(以上、記事より)

クレオパトラの化粧に代表される古代エジプトの化粧方法で思いだすのは、目の周りに濃い目になぞったアイラインです。
この化粧で使用していた顔料が、眼病予防の効果があったというわけです。
単に目を大きく見せるためじゃなかったんですね、さすがです。

ちなみに日本でも昔の化粧品には鉛が使われていたとようですが、時代が違うとはいえ、同じ鉱物を化粧品に使用するというのも不思議なものです。
(こういうのを何とか?って言うんですよね。全く異なる地域で、同じ物や手法が生まれることです。)

投稿日:2010/01/09
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