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人事・労務 残業時間、理想と現実に大きなギャップ

(株)パソナキャリアが9月~10月に実施した「残業時間」に関する調査で、理想と現実にギャップがあるとの結果が出ていました。

調査結果概要
●「平均的な実残業時間」の平均は35.7時間。「多いときの実残業時間」の平均は66.5時間。
●「理想的な残業時間」は22.2時間。「許容できる最大の残業時間」は49.8時間。
●残業時間が多いと感じている人の割合は、平均残業時間20時間以内の人は19.8%、21~40時間の人は47.9%、41~60時間の人は77.9%、61~80時間の人は90.7%に。
●性別では男性の方が全年代とも多かった。
●、「流通・サービス系」「金融系」は慢性的に残業が多く、「IT系」は時期によってばらつきがある。

理想的な残業時間は、1ヶ月20日勤務として1日1時間程度。
実際には1日2時間程度。1日3時間を超えると多いと感じているようです。
業種によっては慢性的に残業が多い実態となっています。

残業なく、パフォーマンスのいい働き方ができればベストでしょうが、実際にはなかなかそうはいきません。
不況感から業務量が少なくなり、相対的に残業時間も少なくなってきているという調査結果もありますが、一方では、人材不足による業務量の偏りも気になります。

来年4月からは労働基準法改正により、中小企業以外は月間60時間を超えると割増賃金の支給率も50%になります。

社内のリソースと業務の配分を考慮しながら、いかに勤務時間内でのパフォーマンス向上ができるかが求められるといえるでしょう。

残業時間に関する調査結果(パソナキャリア)
http://314.pasonacareer.jp/knowhow/blog/2009/11/16-post_5.html

投稿日:2009/11/24
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