人材情報企業のディスコが、全国の主要企業16,868社を対象に行った、2012年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査結果を公表しました。
【調査結果の概要】
１．7月下旬の調査時点で2012年3月卒業予定者の採用選考を「終了した」企業は39.3％と、前年同期調査（47.5％）を8.2ポイント下回る。
２．既卒者を「今年度から受け付けることにした」企業は全体の14.7％。
要請以前から受け付けていた企業を足し合わせると、57.2％と6割近くの企業が受け付けている。
３．既卒者を受け付けている企業の中で、すでに内定（内々定を含む）を出した（予定を含む）企業は13.7％。
残り9割近くが現状では内定を出していない。
４．2013年度の採用人数の見込みについて、全体で46.6％の企業が「今年度並み」と回答。
「増える」と回答した企業は8.8％で、「減る」との回答（5.2％）を3.6ポイント上回っている。
震災の影響などによる業績・景気の先行きを不安視する声も根強くあり、「未定」とする企業も約4割に上る。
震災の影響で採用活動を遅らせていた企業の選考活動は進んでいるものの、採用活動そのものが長期化している様子がうかがえます。
既卒者も新卒同様に受付けているようですが、内定を出している割合は低いようです。
2013年度の新卒採用からは採用活動開始が12月になるなど変化もあることから、新卒採用の長期化と採用そのものの在り方を考える必要があるかもしれません。
『採用活動に関する企業調査』（2011年7月）結果（株式会社ディスコ）
http://web.disc.co.jp/topics/12saiyouJuly_20110815.pdf
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