厚生労働省では、求職者の就職活動やキャリア形成に役立てるための「ジョブ・カード」制度というものがあります。

これは、自身の職務経歴や資格等をカードに記入し、これを元に実際に職業訓練を受講、訓練終了後に評価シートが交付され、これを「ジョブ・カード」に取りまとめ、就職活動に活用するものです。

この「ジョブ・カード」に含まれている職務評価シートには「モデル評価シート」があり、業種別の31シート、事務系職種での職務用18シート、運送業用、造園業用と、細分化されたものが用意されています。

実際のジョブ・カード制度の組み立てに沿って活用するというのもありですが、自社の人事制度を整備するにあたり、活用度合いが高いように思えました。

企業から人事制度のご相談を受けると、「社員のスキルをどうやって計ればいいのかに苦労している、どうやって見極めればいいのか分からない」と、皆さんが必ず口にされます。

制度の本筋を整備していくのは大前提ですが、具体的に社員を評価するためのツールは、分かりやすくシンプルなものを求められます。

それぞれの職種に応じた職務内容の評価項目となっていますので、自社の評価シートを整備するときの一材料として活用されてみてはいかがでしょうか。


ジョブ・カード制度のご案内
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/dl/jobcard_info.pdf

モデル評価シート・モデルカリキュラム一覧表
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jobcard05.html