厚生労働省は、「労働時間適正化キャンペーン」の実施要項を発表しました。
平成19年度も、脳・心臓疾患に係る労災認定件数が過去最高になるなど、過重労働による健康障害も依然多数発生している状況にあり、労働基準監督署の監督指導結果でも、割増賃金の支払について労働基準法違反として是正を指導した件数は依然高水準で推移していることから
(1)時間外労働協定の適正化等による時間外・休日労働の削減
(2)労働者の健康管理に係る措置の徹底
(3)労働時間の適正な把握の徹底
を中心に、集中的な取組を実施・促進するとしています。
実施期間は11月中、主な取り組みとしては次の通り。
・フリーダイヤルでの全国一斉「労働時間相談ダイヤル」をH20年11月22日(土)に実施
・ポスター・リーフレット等での周知・啓発
・労働基準監督署での、窓口指導の徹底と、長時間労働の抑制等を図るための監督指導を強化実施
実施内容は昨年と同様のようです。
やはり気になるのは【労働基準監督署の監督指導】部分です。
何度も言いますが、調査で痛い目を見ないためにも、会社に合わせて日頃からの準備・対策をきちんと行なって欲しいところです。
「労働時間適正化キャンペーン」の実施について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/10/h1024-4.html
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/10/h1024-4a.html
人事・労務の知恵袋
- 人事・労務 労働時間適正化キャンペーンの実施
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投稿日:2008/10/30
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