人事・労務の知恵袋

採用 2008年春の大卒求人倍率は2.14倍!

4月23日 NIKKEI NETより

リクルートは23日、2008年春卒業予定の大学生の求人倍率が2.14倍になったと発表しました。
2007年卒は1.89倍。求人倍率の上昇は5年連続で、2倍を超すのは1992年春卒以来16年ぶり。
採用戦線は「売り手市場」の様相を一段と強めています。

民間企業への就職を希望する学生数は前年比0.1%減の43万7000人とほぼ横ばいに対し、企業の求人数は13.0%増の93万3000人に達し、バブル期のピーク(1991年春卒の84万人)を上回り過去最高となりました。
景気回復と団塊世代の大量退職で、企業が採用を活発化していることが求人増につながったようです。

売り手市場が続く中、特に中堅・中小企業の採用環境が厳しさを増しています。
「従業員1000人未満」の会社の求人数は73万人と14.3%増えたのに対し、就職希望者数は7.1%減の17万3000人。求人倍率は前年の3.42倍から4.22倍に急上昇しました。

「1000人以上」の会社も求人を増やしているが、学生の「大企業志向」の高まりで就職希望者も増え、求人倍率は0.75倍から0.77倍とわずかな上昇にとどまっています。
(以上、記事より)


時期が時期なだけに、新卒採用ニュースが最近多いようです。
とうとう求人倍率が2倍を突破しました。

以前から懸念していた学生の大企業志向がここでも証明されたようです。

2009年新卒採用も売り手市場が続くといわれていますので、中小企業の人材難は当面続くようで、企業活動の低下につながるのではというところが気になります。

投稿日:2007/04/24
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