株式会社リクルートより、2012年卒の新卒採用に関する調査結果が公表されました。
【2012年卒の新卒採用活動の総括】<企業>
●12月時点での2012年卒の採用数は「計画通り」が47.4%で、「計画より若干多い」の12.4%、「計画より若干少ない」の31.7%と合わせて91.5%の企業が、ほぼ計画通りの採用数となっている。
●入社予定者に対する満足度は、「非常に満足」「どちらかというと満足」の合計が70.2%を占め、「どちらかというと不満」「非常に不満」の合計は10.8%である。
●2012年卒採用活動への東日本大震災の影響が「あった」と回答した企業は60.2%である。
【2012年卒予定者(大学4年生・大学院2年生)の就職活動の総括】<学生>
●民間企業を対象に就職活動を行った学生のうち、12月時点で「民間企業」および「民間企業以外」に就職が決定している学生は、大学生が65.6%、大学院生が87.3%である。
●就職先決定者の入社予定企業への満足度は、「非常に満足」「どちらかというと満足」の合計が大学生は77.8%、大学院生は88.5%。
●自分自身の就職活動への東日本大震災の影響が「あった」「ややあった」と回答した学生は60.9%である。
【2013年卒の新卒採用活動の展望】<企業>
●2012年卒と比較した2013年卒の採用基準は、「2012年卒並み」が74.7%でもっとも多く、次いで「厳しくなる」が18.0%。「緩くなる」が0.8%である。
●59.2%の企業が「採用数に満たなくても求める人材レベルは下げない」と回答している。
●2012年卒と比較した2013年卒の全体的な活動スケジュールの見通しは、時期については「遅くなる」が46.2%、期間については「短くなる」が43.1%でもっとも多い。
【2011年度のインターンシップの実施状況】<企業>
●2011年度にインターンシップを実施した企業は39.0%。
●実施期間は「1週間以上2週間未満」が45.5%でもっとも多い。
(以上、リリース記事より)
2012年の総括というよりは、2013年新卒採用活動の見通しに着目すべきで、2012年以上に厳しい採用基準を設け、採用数に満たなくても採用したい人材レベルは下げないとする企業が増えていることです。
採用したいと思う人材が不足している感が企業にはあり、そこに学生が早い段階から気付いていかない限り、採用ミスマッチは減りません。
グローバル化を目指すから外国人採用を増やしているだけではなく、外国人留学生にある積極性や思考性が、今の日本の学生には足りず物足りないといわれます。
企業は新卒採用に即戦力を求めていません。将来性を求めています。
学生の方には、将来に見通しが持てない、仕事に生きがいを求められないとせず、自己を良い意味で主張し企業にアピールしてもらいたいものです。
就職白書2012(株式会社リクルート)
http://www.recruit.jp/news_data/job/20120305.pdf
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