(株)ディスコの調査より。
2015年3月卒業予定者の採用選考を「終了した」企業は、企業規模が大きいほど高くなり、約6割の企業で終了。
内定者の充足率も企業規模に比率しており、大手企業の85.1%に対し、中小企業は64.9%に留まっています。
内定辞退者は、過去6年間の推移を見ると、毎年、増加傾向にありますが、今年度は「増えた」とする企業が4割近くとなり、急激に増えています。
景気に左右される採用市場では、今年はかなり「売手市場」とされており、複数社より内定をもらっている学生が昨年より多くいますので、その分、内定辞退者も増加しています。
2016年3月卒の新卒採用活動開始時期が、これまでより遅くなる事に対し、企業も学生も不安視しており、これがインターンシップ増加にもつながっています。
中小企業は、新卒採用・中途採用のいずれも苦戦を強いられており、この傾向はしばらく続くものと思われます。
こんな時ほど、中小企業は自社の強み・特徴を強く打ち出し、大企業にはない魅力を積極的にアピールし、採用に活かしていきたいところです。
参考)2015年度・新卒採用に関する企業調査-内定動向調査
http://www.disc.co.jp/uploads/2014/09/2014kigyou-report09.pdf