第一生命が行った「職場でのコミュニケーションの現状と課題」アンケート結果より。
職場でのコミュニケーションに関する質問で、自分はうまくやっていると思っている人が、大企業の女性管理職で84.2%、これに大企業の女性非正規社員が82.5%と続き、中小企業の女性管理職と大企業の男性管理職がともに80.0%という結果が出ています。
全体的に男性より女性で自己評価が高い結果になっています。
最も自己評価が低かったのは、中小企業の男性非正規社員で53.3%。最も高かった大企業の女性管理職と比べると30ポイント以上の差がありました。
また職場での人間関係の満足度については、大企業の女性非正規社員で72.5%、大企業の女性管理職が70.8%、以下、中小企業の女性管理職、大企業の男性管理職、大企業の女性非管理職がいずれも67.5%という結果です。
男性よりも女性の方が満足度は高く、中小企業より大企業で満足度が高い傾向となりました。
最も満足度が低かったのは中小企業の男性非正規社員で、46.7%と半数に達していませんでした。
結果からみると、男性の非正規社員は職場での人間関係・コミュニケーションが苦手だったりうまくいかない事により、満足度も低いという状態になります。
年齢別での調査結果はありませんが、男性の非正規社員の場合、年齢別でみても満足度等はあまり高くないと推測されます。
人間関係がうまくいかない・いっていない職場は、個々人のモチベーションも低く、生産性も低い傾向が必ずみられます。
年齢、性別、価値観が多様な人材で構成される職場という環境を、いかに仕事がしやすいものとするかは、会社側が環境を提供するというだけではなく、社員が相互に理解し、お互いの価値観を認め合えるものにするかがポイントといえます。
「自分はできている」という思い込みもあるかもしれないと、謙虚に自身を見つめなおす事も必要ですね。
参考)職場でのコミュニケーションの現状と課題
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news1503.pdf