厚生労働省より「パワーハラスメント対策導入マニュアル」が公表されています。
このマニュアルは、パワハラ対策に取り組みたいと考える企業が参考にできるよう、6か月で一通りのメニューが導入できるモデルプランが掲載されており、メニューごとにポイントが解説されています。
また、マニュアルには、従業員アンケート調査のひな形、研修用資料、パワハラ相談対応者が使える相談記録票など、参考資料も収録されていますので、自社でパワハラ対策を検討し実施していくための資料として活用できるものとなっています。
【モデルプランの内容】
企業トップからのメッセージの発信
ガイドラインや就業規則などの社内ルールの作成
従業員アンケートによるパワハラの実態把握
管理職研修・従業員研修の実施
会社の方針についての社内周知
相談窓口や対応責任者を決めるなどの相談・解決の場の設置
行為者に対する再発防止研修
パワハラは、周囲にあからさまな行為だけとは限らず、本人が意識せずに行っているものも多くあります。
大したことないと思ってると、傷が深く大きくなります。
見逃していたら会社にも責任が生じます。
これを機会に自社にパワハラ行為がないか調査し、マニュアルを活用し、積極的に対策・予防を行いましょう。
参考)パワーハラスメント対策導入マニュアル
http://no-pawahara.mhlw.go.jp/pdf/pwhr2014_manual.pdf