女性活躍推進法の施行により、女性の働きやすい職場づくりと管理職登用は、企業にとって重要なテーマとなりつつあります。
エンジャパンの調査によると、98%の女性が「働きやすさ」に上司のマネジメントが影響していると回答しています。
では実際に上司のマネジメントとは、何が重要となってくるのでしょうか。
調査結果によると「良い上司」と感じるポイントのトップ3は「信頼できる」「尊敬できる」「仕事に対する責任感がある」でした。
対して「困った上司」と感じるポイントのトップ3は「気分に浮き沈みがある」「人によって態度が違う」「その時々で指示が変わる」と、人やタイミングによって変わりやすい態度が上位に挙がっています。
これは、特に女性に限った項目ではなく、社員が働きたくなる職場づくりとしての、上司のあり方のヒントになります。
女性を管理職・上司として登用することに課題を感じている企業が多いのも事実で、そこには女性と男性での就業観の違いにヒントがありそうです。
脳科学者の黒川伊保子さんは、女性と男性は脳のつくりが違うとされています。
女性脳は男性脳と異なり、肩書きに魅力を感じず、「自分のために」出世したいとはあまり考えません。
女性に対して、昇進をご褒美のように与え追い打ちをかけると、ひるんでしまうケースもあります。
女性が受け入れるのは、「誰か」を守る、育てる、立てるためであり、男性とはやる気が喚起されるポイントが違います。
「このプロジェクトを育てて欲しい」「このチームを守ってくれ」などと声を掛け、やる気を出す女性を増やしたいものです。
女性活躍に関する認定企業制度や助成金もあります。
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https://www.nari-sr.net/media/seminar/20160531
参考)女性が選ぶ「理想の上司ランキング」、「エンウィメンズワーク」ユーザーアンケート集計結果
http://corp.en-japan.com/newsrelease/2016/3311.html