T大手ヤフーが、数年内に全社員を対象とした週休3日制の導入を検討していることが分かりました。
また、週2日の休みを土日に限定せず自由に選べるようにすることも検討し、人材の争奪戦が激しくなる中、多様な働き方の導入で優秀な人材の確保につなげるねらいです。
そもそも、週休2日制は世界中で導入されており、1908年のアメリカの工場が起源とされています。
近年のアメリカ疫学会の研究によると、週に55時間働いた人は、週40時間しか働かなかった人に比べて知的作業の効率が下がってしまうこともわかっていますし、実際に週4日労働制を導入した企業の方が、社員の生産性が良くなったという事例もあります。
イギリスの公衆衛生機関は、週4日労働性は社員の血圧を低下させ、メンタルヘルスを改善させる効果がある、と主張しています。
近年の政府は、長時間労働に代表される従来型の働き方の改革を重要テーマに掲げており、助成金を活用できるものもあります。
長時間労働の是正には一人ひとりの職務の明確化や仕事の進め方の見直しなど、企業の取り組みが重要になります。
ヤフーの週休3日制導入の検討は、社員の生産性向上やメンタルヘルスの改善、優秀な社員の確保の観点からも、他企業にも影響を与えそうです。
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参考)週休3日制、ヤフーが導入検討 働き方を多様に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24H1P_U6A920C1TJC000/