日立製作所による職場内のコミュニケーションが全体の生産性にどう影響するかを研究によれば、職場内コミュニケーションの濃さと生産性の高さに正の相関関係はなかったが、生産性が高い職場には、以下の2つの共通点があることがわかりました。
1.一方通行の指示・命令ではなく、双方向の会話ができている
2.同僚同士など横のコミュニケーションが活発である
研究内容は、一人ひとりにセンサーを付けてもらい、ここ10年で複数企業の約200部署の協力を得て約3万人分のデータを収集し、就業時間に誰とどの程度会話したかなど行動を測定し、人工知能を使った分析です。
研究部の主任研究員によれば、「会話のブランクが空けば空くほど話しかけづらくなることも分かった。仕事で困ったときに相談できる関係をつくるには業務上の必要はなくとも、週1回は同僚と雑談をしておきたい」と解説しています。
働き方改革により、長時間労働の是正に取り組んでいる企業が多いのはないでしょうか。
ただ、目先の仕事を効率的にこなすことばかりを優先すれば、仕事に追われてしまったり、テレワークも推奨されると、同僚らとの会話が減り、何気ない職場での雑談にも仕事に有益なヒントが隠れていていたりするため、逆に生産性を下げるリスクもあります。
職場の活気を保つために、会社近くの居酒屋と契約をし、「飲みニケーション」を促進する制度を導入する企業や、メールなどによる徹底した社内の情報共有化を進める企業も現れ始めています。
職場のコミュニケーションをよりしっかりすることが効率的に働くポイントになります。
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http://www.nari-sr.net/media/seminar/20160412