世界的にデジタルテクノロジー分野では人材の取り合いが続いているが、世界第3位のスマートフォンメーカーであるファーウェイ社、にはハーバード大学など欧米トップクラスの学校を卒業した学生も続々と入社してくるなど、人事戦略が上手く機能しており、注目を集めています。
同社の経営に関わっている黄氏によると、ファーウェイの人事戦略は創業者の任正非氏の「ファーウェイには依存できる天然資源がなく、社員の頭脳があるだけ。これこそがファーウェイにとっての資源だ」と述べ、成長する文化・社風を作ることを重視していること伺えます。
ファーウェイ社のビジョンに共感してもらい、彼らの頑張りを奨励し、成果に対して報酬を支払うという当たり前のサイクルを、徹底して回していることが伺えます。
1.自分自身と家族がより良い生活を望んでいる
2.ファーウェイのミッションとビジョンを強く認識している
3.社員はチャレンジを好み、創造的な仕事がもたらす自己満足感を得たいと考えている
黄氏は、ファーウェイの給与は世界のテック企業とほとんど変わらないレベルだと述べており、ちなみに日本法人にはチーム内での頑張りが認められた人を月1回表彰する「Well Done」という、すぐに成果が出ないプロジェクトでも、日常的なで頑張りを評価し、5,000円から1万円の表彰をする制度を機能させています。
同社は、「世界で最も魅力的な企業ランキング(中国版)」ではNO.1となり、LinkeInの「世界で最も求められている就職先100社」には、中国企業として唯一ランクインしています。創業者は早くからIBMのコンサルタントを招いてグローバル化と多国籍企業化の仕組みを自社に組み込み、日本企業もよく研究し、日本企業とも欧米企業とも異なる「ファーウェイ流」の取り組みを続けています。
ファーウェイ流とまでは言いませんが、様々な取り組みを試行錯誤していき、自社に合ったものを導入していくことが働きたくなる魅力的な会社の近道になります。
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