人材サービスを運営するMyRefer社は、リファラル(推薦紹介)採用制度のある会社を対象に「リファラル採用リクルーター実態調査」を行った結果、役職や年収が高くなるほど、知人・友人に自分の会社を紹介している傾向が強いことが分かりました。
知人や友人に自社を紹介したことがある人は、管理職では35.8%、一般社員は22.9%で、管理職が約13ポイント高く、年収では、600万円未満は25.3%、600万円以上は35.8%が紹介した経験があり、高年収の人の方が約10ポイント高い傾向になります。
紹介したいと思う理由で最も多かったのは、「友人の力になりたいから」(52.6%)、順に「自分の会社の成長に貢献したいから」(35.5%)、「インセンティブ(報酬金)をもらいたいから」(33.7%)となり、友人への協力意思と自社への貢献意欲が紹介するきっかけになるようです。
実際に知人・友人に紹介したことがある人は29.2%で、満足度については約9割の人が紹介してよかったと回答しており、紹介してよかったと思う理由で最も多かったのは、「会社の採用に貢献することができた」(47.3%)、順に「友人のキャリアのサポートができた」(41.9%)、「会社や上司から賞さんや評価をもらえた」(33.3%)、「自分自身の気づきや成長、キャリアの棚卸しにつながった」(30.2%)と、約3割は自分自身の気づきや成長にもつながったと回答しています。
MyRefer社は、コロナ禍におけるオンラインでの採用活動はリアルな情報を伝えにくく、社員を通じた情報伝達の正確性や、よりマッチした人材の紹介を期待している企業が多いとコメントしております。
人に自慢したくないような会社だったら、そもそも誰も紹介してくれません。すでにリファラル採用制度を導入している企業についての調査のため、自慢できるような会社なのかもしれません。
「あなたは現在の職場で働くことをどの程度親しい友人や家族に勧めたいと思いますか?」という質問は、エンゲージメントを測定する指標の一つになります。
これからリファラル採用制度を導入する企業は、人に自慢できるような魅力的な会社づくりが重要になります。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり