webメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所」を運営するLASSIC社は、テレワークに関するアンケート調査を実施しています。
テレワーク環境で悪いと思う点を尋ねたところ、「仕事とプライベートの区別ができない」(男性45%、女性39%)が最も多く、次いで「上司、同僚とのコミュニケーションが取りづらい、減った」(男性35%、女性35%)となり、男性では「社内の情報、ノウハウの共有が難しい、少なくなった」(男性25%、女性17%)、女性では「光熱費などの自己負担額が増加してしまった(男性20%、女性31%)なども多く挙げられています。
通勤していた時と比べた残業時間の変化については、「残業時間は変わらない」(男性50%、女性59%)が最も多く、「残業時間が減った」と答えたのは男性約4割、女性約3割、「残業時間が増えた」と答えたのは男女ともに約1割となります。
テレワーク下でも生産性を上げるためには、自己管理や自制心がさらに必要だ。仕事とプライベートの境界線を明確にする必要があると感じている人が多く、また、「業務状況が可視化されておらず、周囲が業務量を把握できていない」「コミュニケーション不足により、周囲が様子の変化に気づきづらい」なども、テレワークで問題点と感じる人が多く挙げられています。
テレワークコンサルティングを行うアーデント社の調査でも、テレワーク時の生産性に影響する理由は、「テレワークする環境」が最も多く、次いで「テレワーク環境を整えるITツール&通信ツール」「テレワーク時にコミュニケーションしやすい仕組みや環境」という順番になり、仕事とプライベートの区別ができる環境とコミュニケーションの構築が課題だと感じている人が多いようです。
テレワーク時の騒音や家族の目が気になるなど、本人に起因しない環境の場合、会社としてサテライトオフィスを用意するなど、テレワーク時の環境をどのようにサポートするかもポイントかもしれません。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり