企業のデジタルプロダクト開発支援などを行うLbose社は、一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)のフリーランス活用経験のある企業担当者を対象に、「企業のフリーランス活用実態調査」を行っています。
その結果、64%がフリーランスの仕事に満足と回答し、78%が今後もフリーランスに依頼したいと考えており、「満足」と回答した理由には、「専門性も高く、期待以上の仕事をしてくれた」「自社でまかなえないスキルの持ち主を、必要な時だけ確保できた」など、「不満足」と回答した理由には「複数のフリーランスを活用する場合、人材のスキルにかなりばらつきがある」「スケジュール通りの納期だが、依頼側の意図までくみとってもらうことが難しかった」などの声が挙げられています。
フリーランスに依頼しようと思った理由について尋ねると、「短期的な人手不足」が35.5%で最多となった。次いで「外部の専門性を取り入れるため」(34.0%)、「正社員採用が難しいため」(26.8%)となります。
フリーランスを選ぶ際に重視するポイントの質問では、「スキルのマッチ度」(45.3%)で最も多く、「スキル・専門性の高さ」(35.5%)、「コミュニケーション能力の高さ」(35.0%)となります。
フリーランスに仕事を依頼する上でどのような課題があるかの質問では「社内での手続きや契約が煩雑」(25.5%)、「現場にフリーランスの決定決済権限がない」(23.8%)、「優秀なフリーランス探し」(22.8%)が上位に挙げられています。
いままでフリーランスに依頼したことのある業務について尋ねると、「単純作業系業務(エクセル入力、簡単な仕訳業務など)」「Web制作業務(コーポレート、LPページなど)」が共に28.0%で最多となります。
今後もフリーランスやギグワーカーといった働き方は増えることが想定されます。フリーランスでも、実態として使用従属性が認められれば、雇用契約と判断される可能性もありますので、受け入れる側の企業体制も重要かもしれません。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり