エン・ジャパン社の調査によれば、副業を「希望している」と答えたのは60%と、2020年10月に実施した調査と比べて、11%も増加していることがわかりました。
「副業を希望している」人に、その理由を尋ねたところ「収入を増やしたいため」(87%)が断トツで多く、順に「キャリアを広げたいため」(23%)、「スキルアップを図りたいため」(23%)、「知見・視野を広げたいため」(22%)、「趣味・生きがいを見つけたいため」(22%)となります。
「収入を増やしたい」という人に、副業で得たい月間の収入額を聞いたところ「3万~5万円未満」(32%)が最も多く、次いで「5万~10万円未満」(30%)、「10万円以上」(19%)と続いており、同社は「コロナ禍や円安などを背景に、副業により収入増を図りたいと考える人が多いようだ」とコメントしています。
副業による企業側のメリットとして挙げられるスキルや経験を得た従業員の質の高まりや、事業拡大の機会につながる人脈といったところよりも、世の中の情勢的に収入を増やしたいといった理由が多いようです。
副業を認める企業は増えておりますが、許可申請制にしている企業が多いように見受けられます。
副業を認めるメリットとして、従業員の定着率の向上が期待できますが、副業を認めている求人は求職者の応募意欲が高いといった調査結果もあります。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり