求人情報サイトを運営するビズヒッツ社の調査によると、人間関係で転職した人の理由1位は「ハラスメントを受けた」（32.7％）、2位「上司と合わない」（24.8％）、3位「先輩・同僚と合わない」（18.2％）、4位「いじめ・嫌がらせを受けた」（13.2％）、5位「職場の雰囲気が悪い」（12.0％）となっていました。
「ハラスメントを受けた」と答えた人からは「役員のセクハラと上司のパワハラがひどかった」、「上司からの人格否定や暴力的な行為がエスカレートしたため」、「上司の態度が威圧的で、無理な要求が続いたから」といったコメントが寄せられています。
職場の人間関係を理由にした転職について、95.6％が「転職してよかった」と回答しており、その理由として「気持ちが楽になった」、「転職先の人間関係がよかった」が上位を占めています。
いじめ・嫌がらせもパワハラに該当するとなると、「ハラスメントを受けた」と合計すると45.9％がハラスメントを理由にした転職をしたと考えられます。
ハラスメントに関する相談は年々増えておりますが、研修の実施や相談窓口の体制整備などの予防効果は高いとされています。
ハラスメントが発生すると、今回の調査結果からも離職の原因にもつながることが想定されます。また、従業員のモチベーション低下やメンタルヘルスを害することや、被害者・加害者の事実確認などで企業側にも時間と労力に大きなロスが生じることなど、さまざまな影響を与えます。
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