パーソルキャリア社が運営する調査機関「Job総研」が。人事評価に関するQ&Aを募集し、結果を発表しております。
寄せられたQ&Aの中で、「仕事の数値化が難しい業務は人事評価で不利に感じる。その際にどうアピールすればいいのか」(38.3%)が最も共感を集めており、「上司との関係で評価が変動する。改善に効果的なのは?」(35.2%)、「同じ役職なのに人によって仕事量が違うことに納得できない」(26.5%)と続いていました。
「仕事の数値化が難しい業務は人事評価で不利に感じる。その際にどうアピールすればいいのか」といった疑問には、最も多い135件の回答が寄せられており、アピール方法に対する回答の傾向は、大きく「別指標を持つ」「日頃の準備」「アプローチ方法を変える」の3つが挙がっており、具体的には「成果物の内容を定量的にアピールできない時などは、成果物の数でアピールしていた」「仕事の目的と内容、結果を箇条書きで残しておく。報告書を作成し提出できる準備をしてアピール」「工夫した点、自分の強みを生かした点など自分の価値をアピールできることを伝えている」といったコメントが寄せられています。
「上長との関係で評価が大きく変動する。改善策は?」という疑問には、2番目に多い130件の回答が集まっており、回答の傾向は「上司を理解する」「割り切ったコミュニケーションを取る」「成果を出す」「評価の仕組みを変える」「環境を変える」の5つに分類されており、具体的には「上司は自分のことをどう思っているのか、どういった点で期待しているのかを知る」「誰の目にも明らかになるように自分の成果を言語化して上長に伝えること、それでもダメならその言語化した内容を持って人事部門にかけ合うしかないかと思う」といったコメントが寄せられています。
ある調査では、「人事評価制度に対する意識調査」でも人事評価への満足不満足は、「具体的・明確」だと満足に、「あいまい」だと不満足になる傾向が出ていました。評価者の評価することのスキルアップや、評価者同士の価値観や尺度を共有し、評価のズレを防ぐことは重要だと言えます。