マイナビ社の退職代行サービスに関する調査により、直近1年間に退職した人のうち、16.6%が退職代行サービスを利用していたことがわかりました。
年代別では、20代(18.6%)で利用した人が最も多く、上の年代になるほど利用した人の割合が低くなる傾向がみられ、転職活動をした時の職種は、「営業」(25.9%)が最も多く、「クリエイター・エンジニア」(18.8%)、「企画・経営・管理・事務」(17.0%)と続いています。
退職代行サービスを利用した理由は、「退職を引き留められた(引き留められそうだ)から」(40.7%)が最も多く、「自分から退職を言い出せる環境でないから」(32.4%)、「退職を伝えた後トラブルになりそうだから」(23.7%)と続いています。
上半期(2024年1月~6月)に退職代行サービスを利用して退職した人がいた企業は、23.2%隣、2021年は16.3%、2022年は19.5%、2023年は19.9%となっており、退職代行を利用しての退職者は増加傾向にあるようです。
業種別では「金融・保険・コンサルティング」(31.4%)が最も多く、「IT・通信・インターネット」(29.8%)、「メーカー」(25.4%)と続いています。
退職代行サービスを利用した理由を鑑みると、業務の属人化により引き留められそうと思われたり、長時間労働やハラスメント、職場の人間関係などが原因で言い出しにくい環境であったり、トラブルになりそうと思われていることも考えられます。
退職代行を利用されることが多い企業は職場環境などを見直してはいかがでしょうか。