厚生労働省から定期的に「労災保険給付の審査請求に係る決定書概要」として公表されており、今回、平成23年7月~10月分の決定事案例が公表されました。
最近の事例の特徴として、精神疾患に関する業務上災害かどうかの判断事例が増えています。
今回も14事例のうち6事例が精神疾患に関するものであり、いずれも業務上外の決定がされています。
労務管理の実務上、意識される事が少ないのですが、精神疾患の発症が個人の私傷病となるのか業務に起因するかによっては、最悪解雇となった場合の解雇制限の扱いにも影響が出てきます。
休職時の扱いが不十分で解雇権濫用にあたるのではと従業員から主張されるなど、精神疾患による休職時のトラブルは後を絶ちません。
内容から直接あてはまらないものもあるとはいえ、どういった事案が労災申請されているのか、認定決定する際の判断材料となっているのかを確認してみてください。
労災保険給付の審査請求に係る決定書概要(平成23年7月~10月)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/kettei_jian/h23a_1.html
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