ペット大国といわれる日本ですが、その一方で「しょうがないから」と捨てられる犬や猫たち。
毎日、どこかで殺処分されている犬がいるのも現実で、ペットショップで買われていく犬がいるのも現実。
飯田基晴監督の作品で「犬と猫と人間と」という映画が上映されています。
この映画、稲葉恵子さんという長年捨て猫の世話をしている方からの依頼で完成したもの。
稲葉さんは私財を投げうって映画製作を依頼されました。
その背景には、「捨て猫を長年世話してきたけれど、もう限界。動物愛護について、誰でもわかる映画を作ってほしい」という想いから。
その出会いから、映画作りが始まりました。
残念ながら、稲葉さんは映画完成前に他界されてしまいましたが、想いは映画に込められているように思えます。
行政施設の犬猫処分、動物愛護団体の活動、ジレンマ…2兆円規模とも言われ肥大するペット産業とはうらはらに、日本全国では1日1000匹近くの犬猫が処分されているという現実。
現在の日本の犬や猫と人間との関係を静かに見つめ、考えさせてくれるドキュメンタリー。
自身も動物もののの映画は、すぐに涙線にくるので見られない方なのですが、この映画では、ある意味さらっと現実を投げかけてくれています。
が、今の日本でのペット実態から目をそらさずに真正面に受け止めることができる映画といえます。
「かわいい」だけで飼えるものではなく、命があるものへの責任を改めて気付かせてくれる映画だと思います。
犬と猫と人間と
http://www.inunekoningen.com/
これは我が家のアイドル「ごま」
御年13歳になりました。
まだまだ元気でいてほしいです。
人事・労務の知恵袋
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投稿日:2009/10/29
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