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その他 厚生年金の赤字10兆円超、過去最大 積立金運用で損失

厚生労働省は4日、公的年金の08年度決算(時価ベース)を公表した。
サラリーマンが入る厚生年金は10兆1795億円の赤字、自営業者らが入る国民年金は1兆1216億円の赤字で、いずれも時価ベースの決算データがある01年度以降で過去最大の赤字となった。
昨年秋からの金融危機の株安により、積立金の市場運用で多額の損失を出したのが主な要因だ。

前年度も、厚生年金が5兆5909億円の赤字、国民年金が7779億円の赤字だったが、08年度はこれを大きく上回る赤字となった。

赤字の主因となった積立金の運用損は、厚生年金が8兆7252億円、国民年金5924億円。
このため、積立金も大幅に目減りし、厚生年金が116兆6496億円(前年度比13兆5314億円減)、国民年金が7兆1885億円(前年度比1兆2789億円減)。

収入を見ると、厚生年金は保険料収入が前年度比7214億円増の22兆6905億円。
年度当初は雇用状況が比較的良く、被保険者数が前年度より49万6千人増えたことなどによる。
一方、国民年金の被保険者数は団塊の世代が被保険者でなくなった影響などで、75万2千人減少。
保険料収入も前年度比1112億円減の1兆7470億円になった。

年金給付は保険料と国庫負担で多くをまかなっており、単年度決算の赤字がすぐに給付に影響を及ぼすことはない。
厚生労働省は「昨年末までの株価の状況などを織り込んで長期的な年金財政の見通しを作成しており、将来的にも負担と給付のバランスは保たれる」としている。

ただ、経済の低迷が長期的に続いた場合、将来の給付水準が下がる可能性がある。
(以上、記事より)

企業年金でも運用損による積立不足が13兆円に達したニュースが先日ありましたが、社会保険料として強制徴収している保険料を基本とした公的年金制度での積立金までもが、運用損を大きくしたというニュースは正直インパクトがあります。

保険料収入の減少や国民年金の未納問題ばかり注目させるような流れの中、企業も含め加入者から徴収した保険料に対し「預かっている意識」も持ちながら、将来に向けて活用してもらいたいと感じたのは自分だけでしょうか。。。

投稿日:2009/08/05
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