アサヒコム 8月4日
6人の裁判員と3人の補充裁判員は、裁判所という日常と違う空間で生活を送っている。
法壇に並んで審理を見聞きしている以外の時間は、どのように過ごすのか。
裁判員の拠点は、東京地裁11階の「評議室」だ。3人の裁判官とともにテーブルにつき、審理の内容を確認したり議論したりするために設けられている。
窓のある部屋で、観葉植物やくつろぐためのソファが置かれ、お茶なども飲めるよう調えられている。
休憩時間を過ごすのは、この評議室が中心となる。喫煙する裁判員のために、裁判所を訪れる一般の人向けのものとは別の裁判員用の喫煙ルームもある。
休憩時間は、自分で持ち込んだパソコンを開いて職場の同僚と連絡を取ったり、携帯電話で私的なメールを打ったりすることも自由。
また、裁判官や他の裁判員と事件に関係のない雑談をするなど、休憩中のコミュニケーションの取り方が「チーム」としての一体感が高まるかどうかにかかわってくる。
昼食は、出前や弁当を注文してもいいし、自ら弁当を持ち込むことも外に食べに出ることもできる。
終日、評議室と法廷だけを行き来するのは苦痛という人には気分転換にもなる。
地裁によると、今回の裁判員たちは3日に選ばれた直後、弁当を取って裁判官と一緒に昼食をとった。4日もその予定だという。
昼食代は自己負担だが、裁判員と補充裁判員には後日、「日当」が振り込まれる。
丸一日務めた場合は1万円で、拘束された時間が短ければ金額は減る仕組みだ。
裁判所内で事件の関係者と顔を合わせないよう、所内では、一般の人は使えない裏の通路やエレベーターで移動するよう配慮されている。
(以上、記事より)
裁判員裁判が始まって、実際に裁判員が審議の日にどのように過ごすのか興味深い記事でした。
審議の日は終日ガチガチに拘束されているものかと勝手に想像していたのですが、審議以外は、思った以上に拘束されずに過ごせるというのは意外でした。
人事・労務の知恵袋
- その他 裁判員、お昼休みに外食OK 休憩中のメール連絡可能
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投稿日:2009/08/04
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